PM 5:40分、烏丸から梅田行きの特急に乗り込む。
運良く座れ、束の間の休息。新しい売場に思いをめぐらす。
明日は話題商品の発売日で店の電話も鳴りっぱなし。
納品片づけや店との打ち合わせなどに朝から追われる。
閉店後には什器の撤去や明日の開店準備などあり
現場を離れがたい状況ではあったが、
売場のスタッフが背中を押してくれた。
今日は明日オープンする別の店の陳列があり
どうしてもそこに立ち会う必要があった。
PM 7:30分、がらんとした売場に新しい什器が並び、
整然と組み立てられてゆく。やがて応援メンバーも到着。
総勢10名のエキスパート部隊。
他店の応援でこれだけ大勢の社員と一緒に
作業に入るのは本当に久しぶりのこと。
自分の店ではいつもひとりで指示を出す立場なので心強い。
8時の閉店後各棚ごとに商品が並べられ
それまでは婦人服の売場だったのが
空気も雰囲気も魔法のようにガラッと変わってゆく。
ブログを立ち上げるちょうど2日前にここに下見に訪れた。
それから渡された図面をもとにレイアウトを考え
商品構成を決め、具体化していった。
自分のプランをもとに熟練の社員が現状に合わせて
修正を加えながら1時間半後には新しい売場が顔をみせた。
仕上げに空箱を包装紙で包みディスプレイに。
全紙や半紙など自店の用度しか知らなかったが
正方形の包装紙と合理的な包み方には感心。
さすが老舗の百貨店、包装紙に伝統あり、だ。
PM10:40分、店のマネージャーに挨拶して
最後のメンバーと共に店を後にする。
昨日研修で出会ったスタッフの顔が浮かぶ。
最初は戸惑うことも多いだろうが子供達の笑顔を支えに
新しい売場で生き生きと働いてもらいたいものだ。
帰りの地下鉄の車中、応援に来た先輩との話。
『自社の扱うブランドだけをセールスする営業マンではなく、
お前のように売場全体を見れる人間がこれからは必要なんだ』と。
あまり多くを語らない先輩の一言だけに嬉しくまた重く感じる。
自分の店を守ることに腐心してきたこれまでと違い、
微力ながらこうして会社のため、というよりは
上司や先輩、後輩の力になっているように思える。
仕事であれ音楽であれ自分にしかできないことを
追い求めるのがどうも性分にあっているようだ。
グッと飲んで帰りたい気分だが、昨日から熱っぽいのと
風邪薬でボーッとした感じが抜けないので我慢我慢。
明日も大変な1日になるがなんとか乗り切ろう。
こんな時期でも24日の野田淳子さんのリサイタルだけは
外すわけには行かない。そのためにも今、闘っている。